エリオット「なんだあ！ここは！！」
シンカイ「こんな大きな遺跡が今までこんな所にあって、聞いたことがないとは…」
カイル「相手が出てきたぞ。前に見た例の奴だな…」
アイリ「彼らは無人で考え、そして戦う完璧な機械。人間を相手にするのとは勝手が違う。しかも機械には機械の、正確な呼吸と流れがある。眼に映るものに頼らず、刹那の狂いもない、一定の速度と軌道…正確な直線を頭に描く」
エリオット「……！」
アイリ「獣を狩るなら自らを獣と、そして機械を狩るなら自らを機械と化す。相手の流れを制す戦いの術…名づけて”零(ゼロ)”。この技の前では敵はいない」
ヤン「アイリ…君は一体…」
アイリ「この場所での発見がなければタイプΛは、いやギガントは製造されることはなかった。
つまり、この地は巨人達にとっての聖地。ここに私の戦いがある。…少しだけ話しておく必要がありそうね。
幼い頃、ある伯爵の元で育てられた私は一族の秘密…古の伝説の力の話を聞かされる。…彼は私と同じ血を引くものだった。しかし孤独と狂気に支配された男でもあった。彼の目的は…滅び行く”力”の復活。その計画はすでに着々と実現化している。
それが、あの忌まわしき”ガーディアン”と目の前にいる”タイプΛ”達だ…！
ヒューバート先生よりこの”マスターゼロ”と戦いの術を与えられた日から、私は…。自らの一族を葬るために生きている…」
アイスマン「…来るぞ」